以前パニック障害という病気に少し触れましたが今回は私の経験談をお話したいと思います。
20年近く前の話なので記憶が曖昧な箇所もありますし、お薬の名前などはもう覚えていまけん。
今パニック障害で苦しんでいる人の少しでも参考になれたらなと思います。
長くなるので何度かに分けて投稿したいと思います。
まず私が初めてパニック発作をおこしたのは、まだ次女が言葉も話せない幼少期
夜中に突然体調不良となった次女を車に乗せ急患センターへと車を走らせている時でした。
普段とても手がかからず泣く事も少ない次女が突然車の中で今まで聞いた事のない泣き声で泣き始めた瞬間でした。
運転中の私は突然呼吸がしづらくなり、目眩と手足の硬直のような感覚になりました。
たまたま発作が起きた場所が警察署の前だったので車を停め、思うように動かない足を引きずりながら警察官の人に喋るのもおぼつかないながら伝え車に3人の子どもが乗っている事も伝え保護してもらいました。
そして娘とともに急患センターで診てもらっているうちに、なぜか私はすっかり治っていました。
そしてその時初めてパニック発作という言葉を告げられました。
心療内科のある病院で1度診てもらってくださいと言われただけでお薬が出るわけでもなく帰されました。
聞いた事もない、なんだか人として凄く弱い人がなるようなイメージの病名によく分からないショックを受けていました。
そしてあんなに苦しくて死ぬかと思ったのに薬も何もなく、なんだか私が嘘をついてると思われてるのか?!とさえ思っていました。
今のように携帯で簡単にいろいろな情報を得られる環境でもなかったので意味もなく恐怖心でいっぱいになりました。
そして日をあけずにまた発作が起きます。
その頃の私は何故かもう車を運転する事も、閉ざされた空間にいる事も出来なくなっていました。
車に関しては初めての発作が運転中だった事もあり、また運転中に発作が起きたら危ないという恐怖心からか……
閉ざされた空間に関してはなぜかは分かりませんが、トイレすらダメで子ども達には事情を話しトイレのドアを開けて用を足すような生活でした。
トイレだけではなくエレベーターや電車やバスなどの乗り物系全て駄目になり、映画や花火のように大きな音がするものも発作の引き金となってしまいました。